本日(1月23日)、メルペイがOrigamiの全株式取得し、メルカリグループに参画すると発表しました。なお今回の買収による金額は非公開となっております。

今後の予定
「Origami Pay」のサービスやブランドを直ちに廃止する事はなく、利用者や加盟店に対して一定期間周知しその後に「メルペイ」に統合する予定。メルペイ・メルカリ・Origami、メルペイと業務提携契約を締結した信金中金の4社と共に「メルペイ」導入の推進するとのことです。
メルカリグループ参画の理由
政府によるキャッシュレス推進を後押しとして、金融機関はもちろん大手通信事業者やIT企業など多くの業種からスマートフォン決済事業への参入が相次ぎ、大企業のチェーン店を中心にキャッシュレス決済の導入が進む一方、地域の中小事業者における普及は未だ充分とは言えず、その結果、一般利用者においても日常的な決済手段として利用が進んでおらず、日本のキャッシュレス社会実現のハードルとなっているのが実情です。
Origamiプレスリリースより
また、スマートフォン決済事業者間における競争も激化するなか、Origami・メルペイ両社の強みを融合することにより、単なるスケールメリットの実現に留まらない独自の価値を提供し、ひいては日本のキャッシュレス社会実現に寄与できるものと考え、両社で協議の結果、Origamiがメルカリグループに参画することについて合意に至りました。
本当の理由
プレスリリースで経緯が発表されてますが、一番の大きな理由は先日ヤフー(PayPay)がLINE(LINE Pay)を買収した事により決済事業者の合従連衡の口火が切られ、その結果の1つであった事でしょう。そしてこれはまだまだ続く再編のピースの1つにすぎません。