三井住友カード株式会社、ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社、日本信号株式会社、QUADRAC株式会社は、福岡市地下鉄において、NFCコンタクトレス決済(Visaのタッチ決済)を活用した一体型改札機通過に関する実証実験を2022年5月から実施します。
Felica&NFC一体型
福岡市地下鉄の一部の乗車区間に、交通系IC/NFCコンタクトレス決済(Visaのタッチ決済)一体型の自動改札機を設置します。従来の交通系IC カードでの乗車に加え、NFCコンタクトレス決済(Visaのタッチ決済)でも乗車が可能となり、本件は、福岡市実証実験フルサポート事業*に採択されています。
福岡市実証実験フルサポート事業の詳細
福岡市と福岡地域戦略推進協議会がAIやIoT等の先端技術を活用した社会課題の解決等に繋がる実証実験プロジェクトを全国から募集し、福岡市での実証実験をサポートするもの。
https://www.city.fukuoka.lg.jp/soki/kikaku/mirai/fullsupport.html
概要
福岡市地下鉄の一部の駅に交通系IC/NFCコンタクトレス決済の両方が利用できる一体型自動改札機を設置し、事前購入・チャージを行わずに、カードなど対応媒体をかざすだけで乗車が可能です。
対象駅
福岡空港、東比恵、博多、祇園、中洲川端、天神、呉服町(調整中)

実証期間
2022年5月~2022年2月末(予定)
対象者
NFCコンタクトレス決済(タッチ決済)機能付きカード(クレジット、デビット、プリペイド)/スマホ等のユーザー
決済ブランド
Visa(今後の展開ブランドについては検討予定)
Visaのタッチ決済は、世界で約500以上の公共交通機関に導入されている*など、一般的な乗車方法として認知されています。(*2021年年次報告書による)近年、国内においても、南海電気鉄道株式会社や横浜市営バスなどで実証実験が行われていますが、地下鉄では今回が日本初の取り組みで、「交通系ICカードとNFCコンタクトレス決済(タッチ決済)の一体型自動改札機」による実証実験は国内の全交通事業者でも初の取り組みとなります。

この取組みにより、券売機できっぷを買ったり、ICカードにチャージしたりすることなく、移動から買物・宿泊といった一連の購買行動が、手持ちのタッチ決済機能付きカード1枚で実現します。九州の玄関口である福岡空港や博多駅から、ビジネス・観光の中心である天神や中洲川端駅まで利用でき、更にVisaのタッチ決済に対応したスマホ等のデバイスでの利用も可能となりますので、手荷物の多い来街者や日頃から地下鉄をご利用になる方の利便性向上も期待できます。
共同事業者の役割
三井住友カード株式会社 | プロジェクト総括、キャッシュレス導入支援、 steraプラットフォーム提供 (stera transit) |
ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社 | Visaのタッチ決済に関するソリューション提供・認知プロモーション |
日本信号株式会社 | 交通IC/タッチ決済一体型自動改札機開発 |
QUADRAC株式会社 | 交通事業者向け決済および認証に関するSaaS型プラットフォーム “Q-move”の提供 |
sauce 他