積水ハウスは、定期点検時に「ドローン」と「床下点検ロボット」「小屋裏点検ロボット」のカメラで高精細画像を撮影し、クラウド経由でオフィスサポートデスクに待機している専門スタッフが速やかに不具合判定を行う点検システム『スマートインスペクション』を2019年8月1日より順次開始します。複数の先進機器を組み合わせて、遠隔で診断する点検システムは住宅業界初との事です。

スマートインスペクションとは?
積水ハウスが行う戸建住宅の定期点検のうち10年毎の定期点検に導入します。ドローンと床下点検ロボット、小屋裏点検ロボットカメラを使う事で、今迄の機材では撮影する事ができなかった屋根上面など、10項目の点検の全てにおいて高精細な画像で撮影が可能になります。

これらの画像データを速やかにクラウド経由で事務所のサポートデスクに共有し、ベテ ランの専門スタッフが判定を行います。
更に従来は2人で約2時間、のべ約4時間かかっていた点検時間を、1人で約1時間45分へと半分以下 に短縮できます。
お客様邸に滞在する時間が短くなり、点検が集中する日でもより多くのお客様に対応する事が可能になります。また従来は脚立などの道具を室内へ持ち込む必要がありましたが、本システム導入により室内の汚れや傷を回避する事もできます。
このように労働環境の向上を図り、高齢者や女性などの活躍機会を広げること で、人手不足や高齢化などの建設業界の課題の解決にも繋げるとの事です。
使用機器一覧


