三井不動産は、大阪にある日本最大級の大型複合施設「EXPOCITY」において国立大学法人大阪大学と、 人間に似たアンドロイドや小型の人間型ロボットによる対話サービス実現を目指した実証実験を2019年12月より順次開始します。

近い将来、ロボットと人間は互いの意図や欲求を理解し合い共生して行くと考えられ、情報社会に続く人間と知能ロボットや情報メディアが共生する人間ロボット共生社会がやって来ます。
この研究では、未来社会に向けロボットが意図や欲求を持ち自律的に人間を支援するシステムの研究開発に取り組んでおり、エキスポシティにおけるロボットによる対話支援サービスの実証実験においてその効果を検証します。
EXPOCITYにおける実証実験
人間と対話し、人間にサービスを提供するロボットにおいては、実験室の中だけではその性能を評価することが困難であり、実際の社会の中でその性能を評価する必要があるため、EXPOCITYを実験の場として、研究開発に取り組みます。そして、解決すべき新たな研究課題を発見していきます。
また、対話ロボットの利用に関する問題を市民と共に議論するワークショップ等をEXPOCITYで開催し、ロボットと人が共生する社会に向けて、ロボット利用の社会規範を提案していきます。


図2 4つの研究とその関係