交通 通信

ソフトバンクが5G-NRの車両間通信を活用し高速道路で車間距離10mのトラック隊列走行に成功

2020年3月25日

ソフトバンク株式会社とグループ会社のWireless City Planning株式会社は、第5世代移動通信システム「5G」の新たな無線方式「5G-NR」の無線伝送技術に基づく車両間通信を活用し新東名高速道路でトラック隊列走行(先頭車両が有人運転で、後続車両が自動運転で先頭車両を追従)の実証実験を実施し成功しました。

NRの特徴

NRの特徴の1つとして、ノンスタンドアローン運用に対応していることが挙げられる。ノンスタンドアローン運用とは、NR単独ではエリアを提供せず、LTE/LTE-Advancedのエリアと組み合わせてサービスを提供する運用形態である。

既存のLTE/LTE-Advancedネットワークでは、2GHz、800MHz帯といった周波数を用いて、すでに幅広い面的なエリアでサービスが提供されている。一方5Gでは、初期導入の段階では、ミリ波帯などの新たな高周波数からの展開が想定されており、需要のあるエリアからの局所的な展開を行うシナリオが考えられる。このようなNR向けの新規周波数を用いたネットワークを、既存の周波数帯を用いたLTE/LTE-Advancedのネットワークと併用して運用することができれば、NR単独で局所的にサービス提供するよりも、より利用者に対して快適な通信を提供することが可能である。また、オペレータのサービスエリア展開の観点からも、LTE/LTE-Advancedと組み合わせて5Gを提供するノンスタンドアローン運用は、既存のサービスエリアにNRを局所的にアドオンし、需要に応じて順次展開できるため、5G初期導入時の最も有望な提供形態である。このような背景からノンスタンドアローン運用は、ドコモを含めた世界各国で5Gの早期導入を検討しているオペレータから注目を集め、スタンドアローン運用に先駆けて、2017年12月までに仕様を策定する合意に至った。ノンスタンドアローン運用の技術的詳細は、本誌特集記事で解説する。

NTTドコモより

実証実験概要

新東名高速道路の試験区間(約20km)を時速約80kmで走行する3台のトラック車両間で、5Gの車両間通信(4.5GHz帯使用、無線区間の伝送遅延1ms以下)を活用して位置情報や速度情報、操舵情報などを共有し、目標車間距離10mでのCACC(Coordinated Adaptive Cruise Control、協調型車間距離維持制御)に加えて、リアルタイムで後続車両の自動操舵制御を実施しました。実験は一般車両が走行する高速道路という実用的な環境下で行い、トンネル内を含む試験区間において、10mという短い車間距離での安定した隊列維持に成功しました。

実験日
2020年2月27~28日

実験の構成

実験の様子

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